小境荘のどぶろく

小境荘のお酒『仁助どん』

小境荘のどぶろく『仁助どん』は、小境荘の田んぼで作られている米を使って作られています。
つまり、皆さんにお料理と一緒に食べていただくご飯と同じお米で、お酒を作っているのです。
これは、自家食用の米を用いて“どぶろく”を醸造しなければならないという、どぶろく特区で定められた条件によるものですが、そんなお上の決めごとが、かえって『仁助どん』の美味しさに一役買っているのです。
小境荘のお米は、小境の里山からわき出す清水をそのまま利用した水田。ここで、小境荘の主人が丹精込めてコシヒカリを作っています。
水源から田んぼまでの距離は、ほんの数メートル。美しい水で作られたお米を、ご飯だけでなく、お酒にしてしまおう。原材料になる全てのお米が、同じ田んぼ、つまり、同じ水、同じ土から作られている。
そんな、ちょっとした贅沢が『仁助どん』に込められています。

小境荘は富山県唯一のどぶろく特区です。

「どぶろく特区をやるんだけど、説明を聞きにこないか?」
小境荘の主人がそんな誘いを受けたのが、平成18年のこと。最初は数名居た参加者も、実際にどぶろくが醸造できる様になるまでの、あまりの道のりの長さに、ひとり、ふたりと減っていき、ついには小境荘の主人ひとりが残って、醸造の講習を受け、酒税法に関する手続きを税務署と進めるということになったのです。
なにもかもが初めてで、全てが手探りという状態でしたが、どうにか平成20年の2月から『小境荘のどぶろく・仁助どん』の醸造に漕ぎ着けました。
もちろん酒造りは奥が深く、『仁助どん』の味の模索は始まったばかりですが、原料となるお米や水に関しては、氷見の自然が凝縮された、素晴らしいものに恵まれています。
ぜひ、『仁助どん』の味を確かめに、氷見へお運びください。

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